かけがえのない、実りある人生を送るには
人として生まれてきた以上、人には誰にでも、
それぞれに与えられた役割がある。
今、最も話題の人物といえば、
NHKの大河ドラマで脚光を浴びている坂本竜馬です。
“歴史上の人物ランキング”でも、常に上位にランクされていて、
その竜馬は、「世に生を得るは事を成すにあり」と言っている。
人は、何のために生まれてくるのかといえば、
それは「事を成すにあり」と表現しているのだ。
人には、それぞれに応じた役割というものがあり、
人として生まれてきた以上、世の中に貢献し、人の役に立つことが、
自分の使命なのです。
少し大袈裟に聞こえるかも知れないが、
決してそうではないと思う。
天は、その人が使命を果たすために努力している限り、
その人を見放すことはない。
君達が卓球という道を選んで、
その道を究めたいと日夜努力して、
自分の限界に挑戦し、互いに競い合っている姿は、
人々に感動や感激を与え、
明るい社会の形成に貢献しているのです。
「かけがえのないもの」という言葉の意味は、
無くなったら、他にかわりとなるものがないとか、
このうえなく大切なということであり、
「かけがえのない人」
「かけがえのない命」
「かけがえのない時間」
などといった使われ方がある。
要するに、人間一人ひとりがすべて
「かけがえのない」存在であるということです。
その人にしかできない心、技、体や、その人の身に付いている行動習慣までも
「かけがえのないもの」なのです。
では、「かけがえのない」実りある人生を送るためには、どうしたらよいか?
① イメージの力
「イメージしたことは、必ず実現する」というのは、非常にシンプルで
尚且つ強力な法則です。 まさに「思いは叶う」です。
私は、毎朝目が覚めると、内臓が丈夫であるようにイメージして、お腹をさする。
そして、ベットに座って、健康のこと、会社のこと、選手のこと、
将来の思い、など
イメージして、約20分間瞑想をする。
それが終わると、顔を洗って、さっぱりとした心で、天(宇宙創造主)に向かって、
またご先祖に向かって手を合わせ、
「おはようございます。今日も一日感謝の心を忘れず、
イキイキワクワクありがとう。
生きる希望に溢れ、夢と感動を共有し、
感謝の心を忘れない・・・
この心で行動いたします。ご指導宜しくお願いいたします。
今日も、社員と家族とお客様の安全と健康をお守りください。
そしてS.Vグループの将来と、選手と、卓球界、
スポーツ界の発展をご指導ください。
どうぞ宜しくお願い申し上げます・・・と手を合わせます。
そして清々しい気分で朝食を取ります。
この時間帯は、私にとって「かけがえのない時間」です。
② 実行力
我々は、日常さまざまな知識を得ながら、生活している。
今の社会は、自分の欲しい情報は、
いつでも簡単に手に入れることができる。
しかし、情報を得られるのは、良いことだが、
情報が多すぎて、どの情報が自分に適しているのか、
見極めるのが難しい。考えてばかりいても、何の役にも立たない。
自分の思考をまとめて、自分の目指す道が解ったら、行動を起こすこと。
思考は行動を作り、行動は習慣を作ります。
行動を習慣にすることが、最も重要です。
二宮尊徳は
「朝夕に善を思っていても、
その善事を実行しなければ、
善人とはいえない。
昼となく、夜となく、悪を思っていても、悪事をしなければ、
悪人といえないのと同じことだ。
だから、人は悟道治心の修行などに、時間を費やすよりは、
小さい善事でも実行することが尊いのだ」と言っている。
善いと思うことは、
どんな小さなことでも、出来ることから実行することです。
③ 感謝の心
明るく感謝する心、指導者に対し、練習相手に対し、
それぞれの役割で、チームに貢献してくれている人達に対し愛情を持ち、
感謝の気持ちを持つことは、
心を清め、心を高め、自分のパワーになります。
日常、感謝すべきことは、たくさんある。
感謝するという行為は、使命を持って生きるための大切な実習の一つです。
まずは、自分が今持っているものに感謝しよう。
感謝は、習慣によって作られます。
常に感謝の気持ちを持って、人にも物にも接していると、
それが習慣となり、自分の中に幸せな心がみなぎってきます。
この3つのことを念頭に置き、自分としっかり向き合っていけば、
君達を前進させる大きなエネルギーとなってくれることは、間違いない。