「ツキ」については、今迄何回も話をしていますが、
その人の人生にとって「まずツイておく」ことは本当に大事なことです。
世の中には、「ついている人」と「ついていない人」がいます。
同じことをやっても「上手くいく人」と「上手くいかない人」がいます。
常に成功を望む人にとっては「ついている人」になることは、重要なことです。
では、どうすれば、「ついている人」になれるか。
ついていると思うと、いいことがいっぱい起こるというけど、何故だか考えてみよう。
現状に不満を持ったり、未来のことを心配したりしている人で、
上手くいった人を見たことがありません。
心の満ち足りた人は、何をやっても上手くいくものです。
大切なことは、今、この瞬間を「ついている」と思えるかどうか・・・です。
つくコツというのは「今、ついていると思う」ことです。

「ついている人」は
・ 性格が明るい
・ 否定的な言葉をあまり使わない
・ プラス発想で物事を良い方に考える
という特徴があります。

「ついていない人」は
・ ぼやく、不平、不満が多い
・ 悲観的、否定的な言葉を口にする
・ 失敗の理由を人のせいにする
という傾向があることが解っています。

世の中には、人間の知識や、論理では解明できない「不可解な力」があります。
ことに私のように「勝負」の世界にどっぷりつかっている者は、余計そう感じます。
ただし、それが、どの位の比重を占めるのか、どれほどの大きさがあるのかを
正確に測ることはできません。
しかし、相当に大きな「力」が存在し、
私たちは、それに随分影響を受けて生活しているのではないだろうか。
不可解ではあるけれど、何かが存在することを認めようとする人は、
その不可解な「力」を「運」とか「ツキ」とか呼んで、できれば自分に有利に使いたいと思う。
私もそのうちの一人で勝つために、どうすればいいか、
こういった「力」を自分に有利に使うには、どうしたらいいか・・・を考えるわけです。
例えば「自己暗示」をかける・・・とか、「イメージ」をふくらませる・・・とか、
何事をやるにしても成功するには、「自己暗示すること」が大切である、と昔から言われて
います。それは「自己暗示法」を覚えると、これからの人生が変わっていくからです。
人間には顕在意識（はっきりと形になって表れている）と
潜在意識（自覚されることなく行動や考え方に影響を与える）の二つの意識があります。
通常、人間は顕在意識で動いていると思いがちだが、
実は多くの人は潜在意識によって動かされています。
自己暗示トレーニングによって、
自分の潜在意識に巣くっているマイナスの思いを消すことが出来れば、
自分自身を変えることが出来るわけで、
自己暗示法を覚えると、それは一生の宝になる、と言われている所以です。
考えるといっても、もとより「不可解」なわけですから、論理や理屈で考えてもダメで、
経験を一つ一つ積み重ねていくしかないんです。
もちろん勝負は「運」だけで決まるものではありません。
その前に実力の戦いをしなければならない。
だから、「勝ちたい」と思ったら、実力をつけることが第一。
その上で、運やツキを掴むことを考えるべきです。
全然、実力がないのに、運やツキのことばかり考えていて、
それに頼ろうとしても、成功するはずはありません。
さて、「ツキ」を呼び寄せるのに１番良い方法は、ついている人と直接、付き合うことです。
そしてその人を研究して、徹底的に真似してみる。
これが短期間で「ついている人」になる方法です。
ついている人は忘れっぽいものです。
「忘れる力」、「忘れる技術」、これも成功者には必要な能力の一つです。
くよくよせず、失敗から、誰よりも早く立ち直る力、その力の一つが「忘れる力」です。
失敗したときは、何時迄も悩んでいないで、思いっきり忘れて次の一歩を踏み出す。
これからの自分の人生の目標に「もっとついている人になる」という項目を入れよう。