卓球というのは不思議なもの(底なしに深く、限りなく広い)

2006/12/01

足立・松山、全日本学生ダブルス優勝おめでとう。
一生懸命努力してきた結果が出て、本当によかった。心からお祝いを言いたい。
足立のダブルスは全日本のミックス優勝で証明されていたが、
今回は松山の豪快なフォアバンド強打が随所に出て、
最後まで思い切れたことが勝利につながった。
秋のリーグ戦で優勝することが出来たのはチーム力の勝利だった。
全員が一丸となって最終戦で燃えに燃えた部員全員がそれぞれの役割を全うして
溢れるような熱意と執念を持って早大戦に挑んだ。
○イメージトレーニングをしたり
○ミーティングによって意識の強化をしたり
選手として出場する選手ばかりではなく、
○陰のエースとしてチームの模範となるような練習熱心な選手。
○選手が常にベストのコンディションで試合に臨めるよう支えてくれたマネージャー。
○ムードメーカーとして、チーム全体を盛り上げて部の雰囲気を良くしてくれた部員。
○選手のことを考え、絶妙な味加減のドリンクを作ったり、
○真剣に練習相手を務め、選手の意識向上に貢献したり
全員がそれぞれの役割を立派に果した。
そういうチーム全員の“熱い思い”によって
“勝利の女神”が微笑んでくれた。
だからこそ、結果として30回目の優勝という記念すべき記録を打ち立てることが出来た。
まさに、これは“チーム力”の勝利である。
しかし、その後の全日学のシングルスでは思うような結果が出なかった。
何故か・・・
個人個人の意識が団体戦のときより低いからである。
自分自身のコントロール法がまだ未熟だからである・・・と断言できる。
人が目標に向かって努力しなければ、満足いく結果はついてこない。
卓球というのは不思議なものである。
何十年やっても不思議なものである。
それは底なしに深く、限りなく広い。
いくらでも考え方があり、いくらでもやり方がある。
考えるだけなら誰でもやれる。
でも実行に移さなければ成果は上がらない。自分自身も成長しない。
人が目標に向かって努力する。
その心がけとして一番大事なのは、熱意と執念だと思う。
知識も大事、才能も大事。
しかしそれが無ければ本当に目標は達成できないか、というものではない。
たとえ知識が乏しくて、才能が劣っていても、
なんとかしてこの目標をやり遂げよう・・・という誠実な熱意があれば、
そこから必ず良い成果が生まれてくるものだ。
なんとなくやっていて成果が上がるわけがない。
絶対に成し遂げてやろうという気持ちがあるから、成果は上がる。
そしてその成功を積み重ねることによって
自信がつき喜びを得て、訓練することが楽しくなっていく。
試合での楽しさというのは、あくまでも厳しさを乗り超えた上での充実感である。
やれるかやれないかより、自分で考えて考え抜いた結論は
果敢に決断して行動に移すことが大事である。
出来ない理由を探すのではなく、出来る方策を考える。
このチャレンジ精神が何よりも大切だ。