背伸びをしよう、出ない杭は腐る (石橋だと思ったらどんどん渡れ)
“石橋を叩いて渡る”・・・という諺がある。
石でできた丈夫な橋を渡るときでも、渡る前に叩いて安全を確かめるように、
念には念を入れて用心する・・・ということです。
しかし、そうではなくて、石橋だと思ったらどんどん渡って欲しい、
それがたとえ危なっかしい木の橋でも、時には思い切って渡って欲しい・・・と
私は思っています。
自分で自分の限界をつくらないこと
背伸びの部分をつくること
それがキッカケで伸びるんです。
自分の可能性をどんどん磨く・・・そしてそれを武器に又成長する。
そういう人生を送ってくれることを私は心から願ってます。
人付き合いもそうです。背伸びをして自分よりレベルの高い人と
お付き合いをして、勉強して、又背伸びをする。
だから私のモットーは「よりよい人間関係の中によりよい自分がある」です。
これは“自分が停滞していれば、それなりの人間関係しかできないし、
自分が勉強して成長すれば、自分を取り巻いて下さる人間関係の環も
それなりに素晴らしい方々の集まりとなってくる“
という意味です。
“出る杭は打たれる”という諺もある。
杭が並んでいる場合、一本だけ高ければ、それをそろえるために打ち込まれる。
そういうことから、頭角を現す人がいると、人から憎まれたり、
出過ぎた振る舞いをする者が非難されたりすることのたとえ。・・・・・・です。
これも私は“出ない杭は腐っちゃうよ”といいたい。
日本式の最大の特徴は「集団主義」とか「チームワーク」というものがある。
確かに大事なことです。
しかし私はチームというのは個人のパワーが結集してチーム全体の底力が
出てくるものだ・・・と確信している。
グッドプレーヤーは、自分の強みを発見し、それを毎日磨く習慣を大切にしていた。
自分だけの能力を発見し、そして発展させることは
大きな喜びであり、だからこそ苦しい努力も継続できるのです。
「物事は、人が思ったり、言ったりすることの2倍かかる」
これは世界的な経営の神様といわれている
ピーター・ドラッカー(Peter F.Drucker)の言葉である。
彼は1927年にハンブルク大学からフランクフルト大学に移籍し
国際法・国際関係論の博士号を取得する。
卒業後すぐに上級編集者に昇格。
以後、34歳で「産業人の未来」、90歳で「明日を支配するもの」を刊行。
世界17カ国で発売され、ベストセラーとなる。
現在95歳にして経営の神様の名声を欲しいままにしている。