目標達成への努力の継続
人は誰でも「何か」をやろうとするときは、2つの壁にぶち当たる。
それは、自分の「能力的な壁」と「環境の壁」である。
能力的な壁とは、自分の問題「内面的な壁」と言ってもいい。
自分の力不足であるから、これは自分次第で何とでもなる。
これに対して環境の壁は、物理的な壁で、「外なる壁」と言ってもいい。
今の時点では、どうにもならないこともあるから、とりあえず時期を待つことにすればいい。
今はすぐに実現出来ずとも「いつか必ず自分にはやれる」という気持ちを持って、
「やる為の理由」を掲げて、努力を絶やさない人には、不思議なことに天の一角から
“助けのロープ”が降りてくるものである。
普段は働いていなかったOFFだった遺伝子も、ONになって働き出してくるものである。
出来ない理由を押さえて、あえてやってみれば何とかなるということを信じられるか
どうかは、その人の心とか意欲とか覚悟次第である。
この覚悟によって、その人の「運命」をも変え得るということを覚えてほしい。
人は誰でも理想(夢)や目標を掲げ、それを目指して生きていこうとする。
だが、夢や目標というものに対し、どのように考えたらいいのだろうか….
夢や目標というのは、それが高かろうが低かろうが、そこへ到達する努力の量は、
あまり変らないものだ。
そして、大事なことは、その地味な努力を継続出来るかどうかに全てがかかっている、
ということである。
自分の夢や目標を立てるときは、高い目標を立てようが、低い目標を立てようが、
そこへ至る努力の量は、あまり変らない。
むしろ高い目標を掲げた方が、競争相手があまりいなくて成功し易いかもしれない
ということである。
目標を実現出来る人と、そうでない人がいるのは結局、目標を見失わずに持ち続け、
諦めずに進めたか、それを投げてしまったかの差にすぎない。
目標を達成出来るかは、目標を高いところに持って努力を持続出来るかどうかの
問題なのだ。
一旦、目標を立てたら、それを見失ってはいけないのである。
もし、自分の将来について、悩んだり、不安に思うことがあったら、
それらの悩みは“贅沢な悩み”と思えば、自然と心は晴れてくるのではないかと思う。
最後まで、やり抜けるか否かは、最後の一歩をどう克服するかにかかっている。
これは、集中力をどれだけ発揮できるかによって決まる。