新記録達成おめでとう!
秋季リーグ戦が終わり、学連主催の団体戦は全て終了した。
インカレ4連覇、リーグ戦6連覇、明治大学にとっては新記録が達成出来た。
苦しい状況を耐え抜いて、よくぞ頑張ってくれた。 心から“おめでとう”と言いたい。
そして特筆すべきは、遊沢主将が団体戦において、インカレ、リーグ戦共、4年間無敗と
いう連勝記録を達成したことである。 これは日本卓球界史上、初の超快記録である。
この記録は、今後タイ記録の可能性はあるにせよ、絶対に破られることのない記録である
。
心から賞賛したいと思う。
さて来年は、明治大学を背負って来た主力3選手が卒業する。
3年生以下の現在の戦力をみると、明らかに他大学より劣る。
自他ともにこれは認めざるを得ない。
それだけに“心機一転”やり甲斐を感じ、「よしやるぞ!」という気力が沸いてくる。
人間にとって環境は重要である。 生まれついての才能も関係するが、それが芽を吹き、
花を咲かせるかは、置かれた環境に左右される。 恐ろしいことは、悪い環境にいつまで
も身を置くと、時の経過と共に、そういうものだと思い込んで、そこに慣れていってしま
う。
「貧すれば、鈍する」ということになる。
幸い君達は素晴らしい環境に身を置いている。
指導者に恵まれ、先輩に恵まれ、親身になって応援し、勇気付けて下さる方々に恵まれて
いる。
そして何と言っても、この不況の中、君達のために仕送りしてくれている親に感謝の心を
忘れてはならない。
君達の今の仕事は学業と卓球だ。
学業は特別、成績が良くなくても普通であれば良い。
しかし、卓球は自分の志した道、青春の全てをかけて極めなければならないと思う。
それが感謝の報恩となる。
「いずれ俺が明治大学を背負ってやるんだ。」という気概が大切。
人間は本来、無気力を跳ね除ける力を持っている。
意志や意識の持ちようによって、自分の環境を変えていくことが出来る。
それが向上心というものだ。
大発明家エジソンは、「成功は99%の努力と1%のひらめきである。」と言っている。
努力、やる気、本気で行動すれば、この世の多くのことは達成出来る。
まず、やる気を起こす。 そして、行動する。 成功する迄努力することである。
明治大学卓球部にとっては、これから新しい挑戦が始まるのだ。
その先陣は誰が切るのか、楽しみである。