できる理由を信じる ~ 明治大学卓球部 創部90周年・ドリームゲームを終えて ~

2020/11/01

先日、明治大学卓球部 創部90周年記念事業・ドリームゲームが開催された。

新型コロナウィルスの影響により、日学連の試合がすべて中止となってしまったので、
『学生達のために、何か学生生活の思い出になるようなことはできないか』
『選手のモチベーション向上につながるようなことはできないか』と考えた。
このような思いと『明治がやらねば誰がやる』という明大卓球部のスローガンとが重なり今回、
現役選手とOBオールスターの対抗戦を企画した。

開催にあたりOBオールスターとして、水谷隼、丹羽孝希、森薗政崇、神巧也、平野友樹選手らに依頼したところ、
全員が二つ返事で快諾してくれた。
そして松下浩二君(前Tリーグチェアマン)、倉嶋洋介君(日本代表監督)も解説者として協力してくれることとなり、
まさに卓球界にとって“ 夢 ”のようなイベントとなった。

また『コロナウィルスの影響で沈んだ世の中を少しでも明るくしたい』という気持ちを込め、動画により日本中に配信し、
さらに世界の多くの方々にも楽しんで頂くことが出来ました。

明治大学卓球部は、多くの応援してくださる方々に支えられて、今があります。
これからも“志高く、前向きに”卓球に取り組み、未来を担う子供たちの模範となり、
夢や感動を与える存在であり続けたいと思っています。

今回、試合のない選手には、
「この試合を間近で見る事ができることに感謝し、自分の糧としてエネルギーに変えるように努力すること。」
西、宮川、龍崎、戸上、宇田選手には、
「このようなチャンスは普通ありえないこと。思い切ったプレーで、今後の卓球人生でどう活かすかを考えて挑戦しなさい。」
と、アドバイスした。
今回は卓球とは縁遠いたくさんの方々にも、このライブ配信を楽しんでいただけたようで、『 理屈抜きに、とにかく凄かった 』
『 卓球の試合をきちんと見たのが初めてで、こんなに激しいとは驚き、感動した 』
『 全試合、素晴らしい試合でした。こんな豪華な試合を見ることができるなんて、選手の皆さん、関係者の皆様に感謝しています。
配信画像も編集も、とても綺麗で素晴らしかったです。卓球ファンには本当に嬉しい試合でした 』
『 そうそうたるメンバーが集結したこのドリームゲームは、明治大学が積み上げてきた伝統と、底力を示すと同時に、
卓球の醍醐味を大いに感じさせてくれるイベントだった 』
などなど、たくさんのメールや感想を頂いた。

明大卓球部OB会長の梅村氏と面談した時、
「今年は新入生の試合はもちろん4年生も全く試合がないので、かわいそうですね」という話が出た。

『そうか、よし何か考えよう!』 と思い立った。
そこでOB対現役のドリームマッチの構想が浮かび、髙山監督、佐藤司OBに話してみた。2人とも大賛成。
それから精力的に動いた。風間卓球部部長、OB幹部も大賛成。
日本代表の倉嶋監督と水谷隼が賛同してくれれば、これは実現できると思い相談。
2人とも快諾してくれた。
そして 明治大学の許可を得るため、大六野学長に面談、この件について依頼。
2日後に学長より関係部署の了解を得たとの連絡をいただく。
「よし!これで決まった」
次は日程。11月にはワールドカップ(於:中国)があり、日本選手団は10月20日頃に  出発の予定とのこと。
それでは10月18日(日)以外はない ということになった。
あまりにも準備期間が少なかったが、髙山監督、佐藤司君が精力的に願晴ってくれた。

常にチャレンジ精神を持ち、どうすればできるかと前向きに取り組む

“できる理由だけを探し求め、信じよう”

私は常に この心を大切にして、何事も思い立ったらその成功を一切疑わず、100%可能だと信じている。
どんなに不可能に思えても、絶対に「できない」とは口にしない。
「時間的に無理だ」「予算がない」といったことは言わない。
このような企画は、世の中の人々が認めてくれないわけがない・・・と思い込んでいる。

できない理由よ さようなら やってみようよ こんにちは 平成9年 SVENSON WAY より