児玉語録
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2003/11/01
怖いリーダーが本当は心のやさしいリーダー
今年の任期交代式もよかった。 柳田主将をはじめ、四年生全員がそれぞれ自分が過ごしてきた四年間を 満足感を味わいながら、仲間と指導陣に感謝を込めて淡々と語っていた。 今年の四年生は、最高学年になって卓球人生最高の状態を築き、今日現在、 …
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2003/10/01
熱意をもって新しい一歩を踏み出そう
関東大学リーグ戦の春秋連覇おめでとう。 レギュラー選手も、控えにいる選手も、それぞれが自分の役割を 立派に果した結果の勝利であることが、何よりも嬉しかった。 やはり全員の熱意が天に通じ、勝利の女神が微笑んでくれたのであろう。 「人生…
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2003/9/01
毎日の行動は可能性の追求である
何をやらせても80点、90点の合格点は取れるが、100点満点は取れないという 平均的タイプの人がいる。 他のことはダメだが、これなら日本でも、或いは、世界でも 何本かの指に入いるという特徴のある選手を目指して貰いたい。 例えば、サー…
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2003/8/01
メンタル・タフネスの正体
スポーツマンの心理を解剖すると次のポイントがあがる。 ①プレーの安定性は、精神的安定の結果である。 一貫して安定した力を発揮するには、精神的な持続力が要求される。 心理的に浮き沈みの激しい選手は、成績も安定しない。好調を維持するには …
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2003/7/01
考える鉄人 室伏 広治選手 (ハンマー投げ)に学ぶ Ⅱ
百メートルなら10秒の壁、棒高跳びなら六メートルの高さ―。陸上界でこれを超えると 世界の一流と認知される。これに匹敵するハンマー投げの記録は80メートル。 「1998年春に日本記録を破ったあと、何度も日本記録を更新したのですが、 8…
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2003/6/01
考える鉄人 室伏 広治選手 (ハンマー投げ)に学ぶ
室伏 広治氏(28)は日本人に最も不向きといわれたハンマー投げで世界最強と 呼ばれるようになった。 父親重信氏は同じ種目でアジア大会五連覇を果した「アジアの鉄人」。 身長187センチで体重97キロ。堂々とした体格だが、体重、パワーが武…
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2003/5/01
運力について
今まで、「運」については、いろいろな角度から随分何回も話をしてきた。 また、違う角度から、話をしよう。 運のあるなしは、どこからくるのか 私は、いつも自分の周囲を見回してみると、なんとなく運に恵まれた人と、 なんとなく、運に見放され…
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2003/4/01
叩かない門は開かない 毎日が転機だ
明治大学卓球部の出身で、君達の先輩である三遊亭小遊三師匠は 殆どの日本人が知っている程落語家として成功していて、超多忙なのに、 先日の優勝祝賀会兼現役の歓送迎会に出席し、司会を務めてくれた。 時間さえあれば、OBの会合にも出席し、常に…
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2003/3/01
人生に夢があるのではない 夢が人生をつくるのだ
私は 明確な目標を持つことがいかに重要であるか…ということを 口が酸っぱくなる程言ってきた。 ある経済情報誌で大リーグで活躍中のイチロー選手の小学校の卒業文集に載った 『僕の夢』という作文の存在を知った。 目標設定の方法について非常…
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2003/2/01
横綱貴乃花の引退に思う
貴乃花関と二子山部屋には明治大学卓球部としても特別な思いがある。 卓球部の選手を連れて何回も朝稽古を見学させて頂き、 その後、チャンコをご馳走になったりもした。 朝早くから若い力士が順番に物凄い迫力でぶつかり稽古をするのを見ているだけ…
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2003/1/01
ゲームズマンシップ
新年、明けましておめでとう。 昨年の全日本選手権大会は12年ぶりに明治軍団がベスト4を独占し、 しかも外国人帰化選手のいない準決勝も久し振りのことで観客も大いに沸いていた。 松下対木方の決勝戦終了後、私は君達にも聞こえるように応援にか…
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2002/12/01
成功の秘訣とは“針の先の差”を大切にすること
小柴昌俊・東大名誉教授(76)がノーベル物理学賞、続いて田中耕一・島津製作所主任(43)が ノーベル化学賞をダブル受賞されたというニュースは、暗いニュースばかりが多い中、 胸のすくような素晴らしいニュースだった。ご両人とも、画期的業績を…