ラオスへの想い
私は企業人として事業に励む傍ら、長年にわたって卓球というスポーツに関わり、選手として、日本代表チームの監督として、30以上の国々と交流を深めてきました。そういった活動を行う中で、開発途上国で卓球スクールを作りたいという思いを抱くようになりました。
また、妻の和子もこの思いに賛同していて以前から、発展途上国の恵まれない子供たちに対して、何か役に立つことはないかとの思いがあり、夫婦で模索してきました。
そのような中、ラオスが教育面でミャンマーやカンボジアより深刻な状況にあることや、仏教徒であると同時に親日国であることなどを知り「長年、夫婦二人が抱いてきた思いと合致する」とラオスでの学校建設に思い至り、2015年に小学校と卓球スクールを建設、寄贈しました。
この学校で「夢や目標を持つ」ことを学び、日本はもとより世界に飛び出し、将来ラオスの国の力となるような世界でも活躍できる子どもたちを一人でも多く輩出することができれば、こんなに嬉しいことはありません。
また、卓球がラオスで普及し、ここから世界選手権に出場する人材が育ち、国際的に活躍する選手を輩出できたら、どんなに素晴らしいことだろうと、夢が膨らんでいます。
一般財団法人 KODAMA国際教育財団
理事長 児玉 圭司
発案者の想い
すべての子どものためのモデルスクール
この学校事業は、ハードウェアとソフトウェアの両方が不足している農村地域で質の高い教育を普及させるためのソーシャルビジネスです。
子供たちに学校の建物を提供するだけでなく、「学びの場」としても最大限に活用できるようにします。
そのために、定期的な教育ワークショップを開催し、そこに参加した先生たちが最新の教育方法を学び、それぞれの地域の子どもたちのニーズに合った教材を作成できるようにします。
というのも、教育の成果を上げるためには、学校の建物を提供するだけでなく、子どもたちを支援する有能な教師も大事な鍵だからです。このふたつが揃うことで、ラオスのすべての子供たちが学校に通う楽しみを享受できるのです。
イティダ・ニャンヌボン
サイサナソンカム・アロムハック